大学2年の夏休みに学生団体で企画してカンボジアで写真展を実施した時の1枚である。この写真展は子どもに直接カメラを渡すことで、子どもの視点で世界を切り取ってもらい、等身大の姿を認識するというコンセプトである。この事で、“つらい生活を送っている”と言われる発展途上国のスラム街の子ども達や、“物の豊かさに反して心の豊かさを失いがち”と言われる日本の子ども達の作品を通し、それぞれの国の生活の様子を発信する、という企画の一環である。
この作品を通し、日本の子ども、スラム街の子ども、そして写真展に来場したお客さんの3人を繋げていく。写真展は日本の横浜赤レンガで3度実施、しており、国外でもカンボジアのプノンペン大学、インド2か所にて実施されている。現在この企画は後輩が引き継いでおり、チベットなど実施地域の幅を広げている。